基本的な観葉植物の育て方

管理のポイントは大きく分けて「水やり」「日光」「養分」です。

●水やり
水切れを起こしたままだと当然枯れてしまいますが、
あげすぎても根腐れを起こして枯れてしまいます。
表土が乾いたら底から水が出るほど灌水、ということを基本にして
タイミングはそれぞれの品種によって調整してください。

●日光
観葉植物の多くは暖かい地域の植物です。
ここには耐陰性のあるものを挙げていますが、
それでもしっかりと日光に当てた方が丈夫になり、樹態も充実します。
いきなり直射日光を当てると葉焼けを起こす場合があるので
レースカーテン越し、ガラス越し程度の日光をしっかり当ててください。

●養分
ざっくりと分けて速効性、緩効性、遅効性の3タイプがあります。
それぞれメリット、デメリットがありますが
基本的には緩効性肥料を用土に混ぜ込み、適宜液肥などの速効性肥料を与えるのが
良い様です。ただ、肥料をあげすぎると根が焼けてしまうので注意。

ポトス

ポトス

つる性の植物でとにかく強い。ある程度
耐陰性もあるが色を鮮やかに、間延びさせない
為にはしっかり日光に当てること。
ヘゴ仕立てにすれば大きく見せることもできる。
斑入り、ライムなど葉色が豊富なのも
魅力のひとつ。

モンステラ・ミニマ

モンステラ・ミニマ

モンステラ属の中でも小型の品種。
切れ込みの深い葉をつけ、茎はよく伸びる。
吊り下げやヘゴなど、
様々な仕立て方ができるのも楽しい。
丈夫で育てやすいが、モンステラ・デリシオサに
比べるとやや寒さに弱いようだ。
定期的に葉水などを与えると綺麗に育つ。

スパティフィラム

スパティフィラム

株で増えるタイプの観葉植物。
水を好み、水切れを起こすと葉が垂れてくるので
その時はたっぷりと水をあげる。
上手く管理すると葉も花もボコボコ増える。

ガジュマル

ガジュマル

沖縄ではキジムナー(妖精)が棲むとされる
入り組んだ幹と気根が魅力の植物。
観葉植物としては小鉢〜100cm程度で管理されるが
同種の最大個体は樹高20mを超すとか。
日光を好むので、しっかりと日に当てること。

ストレリチア・レギネ

ストレリチア・レギネ

一般にストレチアというと、本種を指すことが
多い。独特なオレンジ色の花を咲かせ、
その花の見た目から極楽鳥花とも呼ばれる。
基本的に強く育てやすいが、花をつけたければ
日によく当てることがポイント。

サンセベリア・ローレンチー

サンセベリア・ローレンチー

最も手に入りやすいサンセベリアで
「マイナスイオンを多く発生し、空気浄化作用が
強い」として人気が出た。
ホームセンターなどに行けば一本いくら、という
単位で販売しているところも多い。
多肉植物なので多湿を嫌い、
乾燥気味の管理が向く。

フィロデンドロン・クッカバラ

フィロデンドロン・クッカバラ

フィロデンドロンの中でも比較的小型の品種。
葉数が多く、何株かを寄せ植えすると迫力がある。
生育は容易だが、多湿を好むので
水やりのタイミングで葉水など、株全体に
湿度を与えると良い。

中〜大鉢

ドラセナ・コンシンネ

ドラセナ・コンシンネ

幸福の木で有名なドラセナ属の仲間で、種によって
葉色も豊富。管理は比較的容易で丈夫だが
寒さにはやや弱いので注意。
挿し木で増やしやすい。

カポック

カポック

丸みを帯びた肉厚の葉が特徴。
順応性が高い植物で、明るい場所を好むが
半陰性の場所にもよく耐え寒さにも強い。
茎が細く、大きく育つとしなってくるので
支柱が必要になる。樹勢が旺盛で
挿し木、とり木で容易に増える。

クワズイモ

クワズイモ

幹から直接葉が出たような樹形が特徴の植物。
幹をある程度残して切り取っても新芽が吹くので
茎挿しに向く。また、株分けでも容易に増える。
葉が増えるにつれ古い葉が落ちていくので、
美観を損ねる様なら切り取ってしまっても良い。
あまり水を遣りすぎると茎が腐るので
その場合は腐った部分からカットする。

パキラ

パキラ

成長も比較的早く、管理しやすい品種のひとつ。
根に近い部分の幹が膨らむという特徴がある。
通常の一本仕立てに加え、画像の様に
3本を三つ編みにしたものも多い。
剪定に強く、また、新芽も吹きやすいので
挿し木などにも向く。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします!

Twitterでウェブオピをフォローしよう!

関連するキーワード