激しい糖質制限ダイエットを約1年続けた５０代になったばかりの男性が、自宅で突然死したとのニュースが飛び込んできました。

この記事を書いた方の友人だという彼は、出会った時にはぽっちゃり体型、その後厳しい糖質制限ダイエットですっきりと痩せ、ほんのわずかな糖質も口にしないようにしていたのだとか。

いきなり！ステーキの常連客で、付け合わせもなしに大量のお肉を食べ続けていたといいます。

私は糖質制限ダイエットの信者で、数年前から糖質制限を実行し、3−４ヶ月で７キロ痩せ、それまで太っても痩せてもまったくストレートだったウエストにくびれができました。生理不順が治り、顔に２つ３つはいつもあったニキビがキレイに消え、冷え性だった体が改善して寒さにとても強くなったので、糖質制限さまさま、と拝んでいます。

なので、糖質制限が体に悪い、という情報があちこちから耳に入ってきても、どうしてもそれが信じられません。

私の祖父は糖尿病が原因でなくなり、父も長い間糖尿病を患っています。

もともとダイエットの目的で読んだ糖質制限の本に、父と祖父が糖尿病になった食生活の原因を見つけ、自分の健康のためにと糖質制限をずっと続けています。

でもそれがもし突然死に繋がるというなら、とても無視はできません。

死亡した男性は、いきなり！ステーキの上級マイラーだったそうです。

知らなかったのですが、いきなり！ステーキには累計で食べたキロ数のマイルを貯めて無料ドリンクなどのサービスが受けられる「肉マイレージ」というユニークなシステムがあるそう。

食べたステーキの総量によって、平マイラー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンド とランクがあり、死亡したこの男性は最上級のダイヤモンド マイラーだったそうです。

多い時にはいきなり！ステーキで１ヶ月に３６キロものお肉を食べたり、一度に450gのステーキを３つ食べたりすることもあったのだとか。

死亡の原因は「心不全」。

でも、糖質制限や、ステーキを大量に食べていたことと、死亡との因果関係はわからないそうです。

ここまでたくさんのステーキを食べていたとなると、糖質制限がどうとか、いきなり！ステーキがどうとかいうよりも、「偏った食事」が悪いんじゃないかと思えてきます。

この男性は、1日に５gの糖質も許さなかったそうです。糖質とは、砂糖や蜂蜜、果物と、ご飯やパン、うどんなどに大量に含まれていますが、人参やレンコン、トマトなどの根菜も多め。

糖質制限のダイエッターたちは、それらの野菜を避けます。

そして、「糖質の少ない食べても良い野菜」というのがあって、サラダに含まれる葉野菜や、ブロッコリー、カリフラワー、キュウリやアボカドなど。糖質制限中も、普通はそれらの野菜を、お肉や魚などのタンパク質や、オイルやバターなどの脂質と一緒にバランスよく食べる、というのが一般的な糖質制限ダイエットの食べ方です。

肉や脂質には、糖質がほとんど含まれていません。

しかし、「糖質の少ない野菜」には、少ないながらも糖質が含まれてます。

例えば、「白菜」は糖質が少ないので食べてもいい野菜ですが、お鍋などで大量に食べすぎると、糖質を取りすぎてしまうことになります。

なので、糖質制限では、野菜の食べすぎ、食べ方には注意、というわけです。

ところがこの死亡した男性、一日５gの糖質も許さなかったということは、ストイックに糖質制限をするあまり、野菜を全く取らず、ほぼ肉と油だけで命をつないでいた可能性が非常に高いです。

この男性の死因が食事と関係があったのかどうか、それは誰にも分かりませんが、同じものを食べ続けず、食事をバランスよくとるということは、健康的な体を作る上で欠かせない要素だと思います。

私は糖質制限を何年も続けているけれど、風邪もひかない健康体。今後も糖質制限を信じて続けていくけれど、しっかり野菜を食べて食物繊維や、ビタミン、ミネラルが不足しないように、バランスよく、を心がけて行こうと思います。

糖質制限する人も、しない人も、偏った食事は避け、なるべく多くの種類のいろいろな食材を食べて、健康的な食生活を。

今回この記事を読んで、切に感じたことでした。