これまでの研究から、MCH神経が摂食行動や睡眠覚醒の調節に関わっていることは分かっていま したが、記憶への影響は不明でした。

▼実験について…

脳の視床下部に注目

脳の視床下部に注目

研究グループは、内分泌や自律機能の調節を行う視床下部に、MCH神経が局在していることに着目。
実験はマウスを使って行われた

実験はマウスを使って行われた

山中教授らはマウスに新しい物体や嫌な場所を覚えさせた後、この脳神経細胞を人為的に操作する実験を行った。
神経の活動を人工的に操るには、光遺伝学という手法が用いられます。これは特定の波長の光を当てることで神経を意図的に活性化させるという手法です。
すると・・・

すると・・・

神経細胞には、覚醒中のみ、レム睡眠中のみ、覚醒中とレム睡眠中の両方、で活動する3種類あることがわかり、レム睡眠中のみに活動する神経群を活性化させると海馬の働きが抑制され、覚醒中に獲得した恐怖記憶が消去されたのである。
脳波と筋電図を用いて睡眠と覚醒を判定したところ、マウスではレム睡眠時にMCH神経の活動が強くなることが分かりました。
今回明らかになったレム睡眠中に活動するMCH神経による記憶消去は、目覚める直前の夢の内容をすぐに忘れてしまう一因として考えられそうだ。

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