新型コロナで変化が求められる「日本の変な習慣」
「新型コロナ」で問題視され始めた日本の習慣についてまとめました。
風邪は自然に治る病気です。逆に、風邪を治せる薬はありません。体調が悪ければゆっくり休む、これしかないのです
「風邪でも、絶対に休めないあなたへ。」とか、「速攻!〇〇アタック!」とか、「効いたよね、早めの〇〇」
これらを早めに飲んだところで風邪を早く治す効果はまったく期待できません。
風邪の諸症状を無理やり抑え込もうという薬ですが、じつはそれすら不可能
風邪を治せないのに、『風邪でも、絶対に休めないあなたへ。』といって販売することはとても罪深い。
無理した外出(出勤)が感染の蔓延期をつくる
新型コロナウイルスの初期症状は、熱や咳など風邪症状に似ているものから、下痢や吐き気といった肺炎特有の症状を呈さないものまである
今回の新型コロナウイルスの感染拡大報道を機に、コロナウイルスもインフルエンザも風邪も、人にうつすウイルス感染症であるという、ごくごく基本的な知識を、改めて多くの人に思い出していただきたい
確実に感染の蔓延(まんえん)期に移行していくというフェーズが来る
「新型コロナ」で、咳や鼻水でも5日休むことを発表した国が
シンガポール
2月14日、PHPC(Public Health Preparedness Clinics)発動。
「普段は普通のクリニックとして機能している医院が、感染症の流行時にその感染症の流行を止めるために政府の指示に従って統一した予防や治療を提供するクリニックに役割を変える」
同時に2月18日からあらゆる上気道感染症で国民と永住者は一律10ドル(約800円)、高齢者は5ドル(約400円)で治療が受けられ、5日間の休業証明がもらえると政府が発表。
渡航歴に関係なく、咳、くしゃみ、鼻水などがあれば、5日仕事を休むべしという姿勢が示されました。
5日以内によくならなければ一度かかったクリニックに再び行くように促し、症状が重くなってきたら専門病院に繋げるという仕組みになっています。
「風邪でも休めない」から脱却を
新型コロナウイルスが流行するのは好ましいことではないが、少しでも疑わしい人全員に検査をするのは現実的ではないから、結局出来ることは通常の予防に徹すること。
— ふろ仙人🛀🏻@胆膵内科 (@doctorhirosan) 2020年2月15日
そしてこれを期に、「風邪でも絶対に休めないあなたに」というフレーズが、日本全体でダメなものと受けとられるようになって欲しい。
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