落書きのような絵が、妙に説得力を持ちます。

世の中にはこんなに危険なことがあるのか！と子供心に衝撃的でした。

『まぬけ』…最近あんまり使わない言葉ですが、そこが新鮮なのかも。

こわいもの知らずのこぶたが、まっすぐに突進してあれもこれも、すっ飛ばしてしまう痛快な話です。

名作絵本には違いないが、とにかく怖い。

ねずみばあさんがあまりにも怖くて怖くて
怖すぎて気にいってしまったようです

押入れの湿っぽさ、熱っぽさが闇と融和して、当然のように悪夢の世界が浮かび上がる。

人によっては、軽くトラウマになるかもです…。

ジャン・ピエール・ジュネ初期の映画のような、独特の浮遊感と愛おしさを含んでいる。

もちろんお子様用の教育絵本とはまったく違う部類です。