東京都下水道局が“河川保護”のために開発した装置が凄すぎて感動!
豊かな生活の代償として、汚れていく都内の河川
都内の河川は1960年代頃から工業排水によって大きく汚染され、1970年代からは水質汚染への問題意識が高まりました。
都内では現在、生活排水の下水と雨水を1本の管で下水処理場に送る「合流式下水道」を使っています。
通常時は大きな問題が無いのですが、大雨が降った場合には下水管の処理能力を超えてパンク状態になってしまい、処理されないままの生活排水が河川に流れ込んでしまうのです。
そのまま東京湾へ河川が流れ込んでしまうことで、大腸菌やO-157によるパンデミックの発生も危惧されています。
最近はゲリラ豪雨なども多く、とても心配ですよね。
環境保護に画期的発明!「水面制御装置」
そんな中、東京都下水道局と東京都下水道サービス株式会社、そして日本工営株式会社が共同開発した「水面制御装置」が動画で公開され話題になっています。
東京都下水道局が直接投稿した装置の様子が、こちらです。
このたび、東京都下水道局と政策連携団体である東京都下水道サービス株式会社及び日本工営株式会社が共同開発した「水面制御装置」が、令和元年度土木学会賞「環境賞」を受賞しました。
— 東京都下水道局 (@tocho_gesuido) 2020年7月16日
水面制御装置とは、合流式下水道から河川などへ放流されるゴミの流出を抑制するために開発した特許技術です。 pic.twitter.com/uSM7tjKprM
それほど難解な機構などを使っているようには見えないのに、ガイドウォールや水面制御盤を組み立てていくだけで、流れが劇的に変化しています!
こんなことを考え付くなんて、やっぱり技術者の皆さんはすごい。
Twitter上の反応
こんな単純な装置で、ゴミを選り分ける事ができるのが凄い。
— かかなあた (@kaz3ypo) 2020年7月16日
動作する機構がないから、ランニングコストも相当低いだろうし。
こんな凄い事を思いつく人は本当に凄い。
名もない沢山の技術者によって世の中が動いているんだなと改めて思いました。
このように、人間のため、地球のために発想というか開発というか
— めいこ (@0123meiko) 2020年7月16日
素晴らしい発想をしてくれる頭のいい研究者?の方を本当に尊敬します。
素晴らしい✨こういうところに目を向けるところが日本人らしい。見てるだけでも楽しい🎵
— あの色 (@BlackAvenir) 2020年7月16日
技術者の皆さんの長年の努力が、日本を支えているんですね。
政治や自治体に対しては不満の声がどうしても目立ってしまいますが、こうした絶え間ない努力の成果にもしっかりと目を向けるべきですよね。
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