ネパールで未だに残るの生理中の女性への風習

ネパールの多くの地域では、生理は「触れることができない」時期と考えられており、女性はこの間、人や家畜から離れて暮らすことが義務付けられている。
チャウパディの伝統は2005年、ネパール全土で違法とされたが、これが当局により実際に施行されることはまれだ。
女性をこうした隔離生活に追い込んだことで告発された人がいたとしても、3カ月刑務所に入り、30ドル(約3300円)ほどの罰金を受けるのみ。
この慣習によって毎年死亡者が相次いでおり、これまで多くの小屋が破壊されてきたにもかかわらず、生理中の女性はその他の形態での孤立を強いられている。
ネパール

ネパール

インドとチベットの間に位置し、寺院の他、エベレストがあるヒマラヤ山脈で知られる国です。首都カトマンズにある迷路のような旧市街には、ヒンドゥー教と仏教の寺院が数多くあります。カトマンズの渓谷周辺には、サルが住む仏教寺院として知られるスワヤンブナート、巨大な仏塔のボダナート、パシュパティナートのヒンドゥー教寺院や火葬場、中世にさかのぼる街バクタプルなどがあります。

なぜそういった風習があるのか?

太古の昔から、人々は「月経中の女性と接触すると、不運な目に遭う」と教えられてきたからだ。
「生理中の女性が自宅に入ると、3つのことが起こるんだよ。虎が出る、家が火事になる、家長が病気になる、っていうやつだ」

ランチョという名の農夫はこう説明する。
10年前、うっかり月経中の娘と出くわしたら数日間目が見えなくなったという話を長々とした。
「それはもう悪夢だったね」と彼は言った。
そのため生理中の女性たちは「不浄な存在」として牛や男性に触れることを許されず、家の中の食べ物を口にすることも禁じられた。

また、家のトイレや洗い場の使用も禁止

想像を絶する隔離小屋での生活・・

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