新型肺炎「コロナウイルス」=「2019-nCoV」

【AFP=時事】中国中部・武漢(Wuhan)の市場で発生し、世界中に拡散している新型コロナウイルス。
最初の「新型コロナウイルス」の患者は2019年12月8日に発見されていたようです。

日本国内で感染者の報告があったのは2020年で、ニュースになったのも2020年1月。
今回の「新型コロナウイルス」にはまだ正式な名前はつけられていませんが、世界保健機関(WHO)によって「2019-nCoV」と呼ばれています。
コロナウイルス

コロナウイルス

一本鎖RNAウイルスのニドウイルス目のコロナウイルス科のウイルスをさし、コロナウイルス亜科、トロウイルス亜科を含む。 エンベロープ表面に存在する突起によって太陽のコロナのような外観を持つことからこの名が付いた。 ウイルスの増殖は細胞質内で行われ、小胞体やゴルジ装置から出芽する。
科: コロナウイルス科
群: 第4群(1本鎖RNA +鎖)
目: ニドウイルス目
代表種: MERSコロナウイルス、 SARSコロナウイルス

コロナウイルスは約800人が亡くなったSARZと同じ病原体

問題の新型コロナウイルスは、17年前に東南アジアの国々で猛威を振るった「SARS」(サーズ=重症急性呼吸器症候群)の病原体ウイルスの仲間
SARSでは29の国と地域に感染があっと言う間に拡大し、少なくとも約800人が死亡した。
武漢の新型コロナウイルスについて、アメリカなどの研究者が遺伝子の配列を分析したところ、「SARSと同じベータコロナウイルスの一種だ」とする見解を公表。
ヨーロッパの疾病対策センターも「SARSのウイルスと似ている」という見解を発表し、イギリスの研究者は「SARSのもととなったとみられるコウモリの持つウイルスと遺伝子配列の89%が一致している」と説明している。

中国の情報操作も懸念されている

SARSの場合、感染源地域は中国南部とみられた。

しかし、中国政府の初動は鈍く、おまけに何カ月も感染者の発生の情報を出さない「情報隠し」や「情報操作」が行われ、東アジアの国々に感染が拡がり、大きな被害が出た。

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