「2065年、真夏の運動禁止」? 日本の猛暑が屋外スポーツを消滅させる未来

概要
国立環境研究所と早稲田大学の共同研究により、気候変動がもたらす影響で、2065年までに日本の大半の地域で夏の午後に屋外スポーツが不可能になる可能性があることが明らかになった。熱中症のリスクが極めて高くなることで、学校行事や全国大会の運営にも深刻な影響を与える見込みだ。

気温上昇で“運動危険時間帯”が拡大

研究によると、特に午後3時から6時の時間帯において、屋外での活動が「極めて危険」とされる熱環境が全国的に広がると予測されている。特に関東・関西をはじめとした都市部では、現在よりも約1.5倍以上の暑熱ストレスを受けることになるという。

学校行事や部活動に与える影響

夏の運動会や部活動の試合が根本から見直される可能性がある。特に中高生が関わる全国大会は、開催時期や場所の変更、屋内施設の整備が不可欠になる見通し。教育現場にも抜本的な適応が求められる。

甲子園の“夏開催”に黄信号?

高校野球の代名詞ともいえる「夏の甲子園」も例外ではない。特に地方予選の過酷さが問題視されており、熱中症による離脱者や中止例も年々増加中。このままでは“夏の風物詩”が存続の危機に晒されるかもしれない。

今からできる暑熱対策とは

対策としては、屋根付きグラウンドの整備や試合時間の早朝・夕方への変更、空調設備の拡充などが挙げられている。自治体や教育機関にとって、早急な計画と予算措置が求められている。

Japan’s deadly heat ‘will end summer sports’ by 2065
https://www.thetimes.com/world/asia/article/japan-sport-heat-school-cancelled-climate-change-baseball-809c32ml9?utm_source=chatgpt.com&region=global

文=WEBOPI(翻訳|構成|編集)


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