
概要
元ボクシング世界王者マイク・タイソンが、自身の大麻使用について赤裸々に語りました。
月に約4万ドル(約600万円)を大麻に費やし、使用を一時中断した際には家族から「お願いだからまた吸って」と懇願されたほど。その理由は、彼の感情コントロールと安定した人格形成に深く関わっていたからです。タイソンの体験は、著名アスリートにおける大麻使用の是非を問い直すきっかけとなっています。
Mike Tyson explains insane $40k monthly cannabis use and family urging him to resume smoking
https://timesofindia.indiatimes.com/sports/international-sports/mike-tyson-explains-insane-40k-monthly-cannabis-use-and-family-urging-him-to-resume-smoking/articleshow/125709259.cms
大麻がもたらす精神の安定と自己受容
マイク・タイソンはポッドキャストで、「吸わなければ気分が落ち込み、感情が不安定になる」と明かしました。大麻を使うことで、自分らしさを取り戻し、落ち着いて過ごせるようになると言います。彼
は「吸っているときの自分が好きだが、吸っていないと自分を嫌いになる」とまで述べています。かつてのチャンピオンが語る精神的なバランスの話は、多くの共感と議論を呼んでいます。
家族が再使用を求めた理由
5日間だけ大麻をやめたタイソンは、以前とは別人のように見えたといいます。
妻や子どもたちは彼の異様な様子に驚き、「パパ、お願いだからまた吸って」と懇願するほどでした。本人は「別に暴れたりしたわけじゃない。ただ感情がむき出しだっただけ」と振り返っています。これは、家庭内でも大麻の影響が大きく作用していたことを物語っています。
アルコールと大麻の“対比”に注目集まる
タイソンは、アルコールと大麻の影響を明確に比較し、「酒は人を破壊するが、大麻は平和をもたらす」と語りました。
酔うと無謀になりがちな一方で、大麻は落ち着きや内省を促すという主張です。この発言には賛否両論があるものの、彼自身の体験に基づくリアルな視点が注目を集めています。
ネイティブアメリカンが平和の象徴として使っていたという話も引用されました。
アスリートの権利擁護にも積極姿勢
タイソンは個人的な体験だけでなく、プロボクサーの待遇改善にも積極的に声を上げています。
彼は「ムハマド・アリ・オールアメリカン・ボクシング復活法」に賛同し、試合ごとの最低報酬や医療保険の義務化などを求めています。この法案は、UFCのような統一的な制度導入にもつながる可能性があり、引退後も安定した生活を送れない多くのファイターの救済を目指しています。
この記事は大麻の使用を推奨するものではありません
本記事は、マイク・タイソン氏の個人的な体験や発言をもとに構成されたものであり、大麻の使用を推奨・助長する意図は一切ありません。大麻の使用については、各国・地域の法律や健康ガイドラインを十分に確認し、自己責任のもとで適切に判断してください。特に未成年者や健康に不安のある方は、専門家への相談を推奨します。
文=WEBOPI(翻訳|構成|編集)

