【研究結果】ひとりで過ごす時間を「孤独」ではなく「ミータイム(自分時間)」と呼ぶとポジティブな気分になれるらしい!
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ひとりで過ごす時間を「ミータイム」と呼ぶことで、ポジティブな感情が増し、孤独感が軽減されることが分かりました。

新たな研究によると、「孤立(Isolation)」と表現するよりも、「ミータイム(Me-time)」と捉えることで、ひとり時間をより前向きに感じられる傾向があるそうです。

研究者たちは、言葉の選択が人々の感情や行動にどのような影響を与えるのかを検証し、言葉のフレーミングがひとり時間の質を向上させる可能性を示唆しています。

Calling time alone “me-time” boosts positive feelings and improves perceptions, unlike labeling it “isolation”
https://www.psypost.org/calling-time-alone-me-time-boosts-positive-feelings-and-improves-perceptions-unlike-labeling-it-isolation/#google_vignette

言葉の選び方が感情を左右する

ひとりの時間は、リラックスや自己成長の機会になり得る一方で、孤独感や寂しさを感じることもあります。

この違いを生む要因のひとつが「言葉の使い方」です。これまでの研究では、ストレス対処や消費行動において言葉の選択が人の認識や感情に影響を与えることが分かっていました。

しかし、「ひとり時間」そのものの捉え方が、言葉によってどのように変化するのかについては、あまり研究されていませんでした。

この研究では、「ミータイム」と「孤立」という異なる言葉が、人々のひとり時間に対する認識や感情にどのような影響を与えるのかを調査しました。

 言葉の違いがひとり時間の印象を変える

研究の第一段階では、500人の成人を対象に、「ミータイム」「ひとりの時間」「孤立」など5つの異なる表現に対する評価を調査しました。

その結果、「ミータイム」は最もポジティブに捉えられ、リラックスや自己ケア、楽しみと関連付けられました。一方で、「孤立」はあまり望ましくないものと評価され、社会的な排除や寂しさと結びつけられる傾向がありました。

「ひとりの時間」や「孤独」といった表現は、中立的な評価を受けることが多く、「孤独」はポジティブな要素も含んでいましたが、やや消極的なイメージが伴っていました。

この結果から、ひとり時間に対する認識は、言葉の選び方によって大きく変わることが明らかになりました。

「ミータイム」として過ごすとポジティブな感情が増加

研究の第二段階では、大学生176人を対象に、「ミータイム」と「孤立」という2つの異なるフレーミングで30分間のひとり時間を過ごしてもらい、その後の感情や思考を評価しました。

その結果、「ミータイム」として過ごしたグループは、ポジティブな感情が増し、ひとり時間を前向きに捉える傾向が強まりました。一方で、「孤立」として過ごしたグループは、ポジティブな感情が減少し、ひとり時間に対する認識も大きく変化しませんでした。

また、どのような活動をするかはフレーミングによる影響を受けませんでしたが、考える内容には違いが見られました。

「ミータイム」グループは自己成長について考える傾向が強く、「孤立」グループは学校の課題や義務的なことを考える割合が高かったそうです。

言葉を変えるだけで孤独感を和らげる可能性

この研究の結果から、ひとり時間の感じ方は、言葉の選び方によって変わることが示唆されました。

特に、孤独を感じやすい人でも、「ミータイム」として捉えることで、よりポジティブな体験へと変わる可能性があると考えられます。

ただし、今回の研究は主にアメリカの成人や大学生を対象に行われたため、他の文化圏で同じ結果が得られるかどうかは、さらなる研究が求められます。

それでも、シンプルな言葉の選択が人の心理に与える影響の大きさを示す、興味深い研究結果と言えるでしょう。

日々の生活の中で、「ひとり時間」をどのように捉えるかは、とても重要なポイントになりそうです。

「孤立」と考えるよりも、「ミータイム」と前向きに表現することで、より充実した時間を過ごせるかもしれません。

ひとりの時間をポジティブにするために、まずは使う言葉を見直してみてはいかがでしょうか?


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