
トルコで、ある野良犬の母親が病気の子犬を動物病院に連れてくるという驚くべき出来事がありました。愛情深い母犬の決断が、子犬たちの命を救うことになったのです。
Concerned Stray Dog Brings Her Sick Puppies to a Vet Clinic
https://www.oddee.com/concerned-stray-dog-brings-her-sick-puppies-to-a-vet-clinic-74000/
瀕死の子犬が発見される
1月13日、イスタンブールから約40キロ離れた町、ベイリクドズで通行人が衝撃的な光景を目にしました。路地の片隅で、複数の子犬が息絶えているのを発見したのです。
しかし、その中にまだかすかに息をしている子犬がいました。極度に衰弱し、母犬の姿も見当たりません。このままでは助からないと考えた通行人は、すぐにその子犬を動物病院へと連れて行きました。
もう1匹の子犬と母犬の登場
動物病院のスタッフが必死に治療を施している最中、監視カメラに映る異様な光景に気付きました。ボロボロの姿をした野良犬が、病院の入り口に立っていたのです。その口には、また別の瀕死の子犬がくわえられていました。
この犬こそ、先に保護された子犬の母親でした。彼女は自分の子犬が救助されるのを見て、残るもう1匹の子犬も助けてもらおうと病院へと運んできたのです。
通常、野良犬は人間を警戒しがちですが、この母犬は子犬を助けるために本能的に病院を信じる決断をしました。その勇気ある行動に、病院のスタッフも驚きを隠せませんでした。
奇跡の回復と未来への希望
病院はすぐに2匹目の子犬の治療を開始しました。この子犬は最初の子よりもさらに衰弱しており、ほとんど心拍も感じられず、体は氷のように冷たくなっていました。
母犬は治療が進む様子をじっと見守り、時折スタッフに寄り添うような仕草を見せていました。彼女自身も栄養不足で衰弱していたものの、幸い病気にはかかっていませんでした。しかし、栄養不足が原因で十分な母乳を与えられず、他の子犬たちは命を落としてしまったのです。
動物病院のスタッフは懸命な治療と特別なケアを行い、ついに2匹の子犬は元気を取り戻しました。現在、母犬と子犬たちは病院で保護されており、里親を探す活動が始まっています。
SNSで拡散、全国から支援の声
この感動的なエピソードがトルコ国内のSNSで広まると、多くの人々が関心を寄せ、動物病院には支援や引き取りを申し出る電話が殺到しました。
治療を担当した獣医のバトゥラルプ・オハン氏は「現在、母犬も子犬たちも順調に回復しています。もう少し治療が必要ですが、今後は温かい家庭が見つかることを願っています」とコメントしました。
この出来事は、動物の愛情の深さと、適切な支援があれば命を救えることを改めて示しました。母犬の勇敢な行動と、それに応えた人々の温かい手助けが生んだ奇跡の物語に、多くの人々が心を打たれています。